母の日の起源は諸説あります。最も知られているのが1908年5月10日、アメリカでアンナ・ジャービスという女性が亡き母を追悼するため、フィラデルフィアの教会において、生前に彼女の母親が好きだったとされる白いカーネーションを配ったことを由来とする説です。その後1910年、ウェストヴァージニア州知事によって5月第2日曜日を母の日にすると宣言し、やがてアメリカ全土に広まっていきます。そして1914年、米国政府により5月の第2日曜日が正式に母の日と制定されました。

■日本における母の日は？

アメリカで母の日が制定されて以降、日本では主に教会を中心にして母の日を祝う行事等が行われていました。一般的に普及されるようになるのは第二次世界大戦後。1949（昭和24）年辺りからアメリカに倣い、5月第2日曜日を母の日として祝うようになっています。

■米国以外おける母の日は？

日本では「米国式」の母の日がよく知られていますが、海外においては様々な形で母の日が存在します。例えばスウェーデンにおいては5月の最終日であり、スペインでは第一日曜日です。またアイルランドやイギリスではキリスト教暦のレント（四旬節）期間の第4日曜日（復活祭の3週間前）に行われており、この風習は米国における母の日よりも古く、17世紀頃に始まったものとされています。

ちなみにキリスト教文化圏以外でも多くの地域で母の日は存在しているのですが、例えば仏教国であるタイではシリキット王妃の誕生日にあたる8月21日がこれにあたり、またイスラム圏の多くが3月21日（春分）に同様のお祝いを行っております。

■母の日はいつ？

（日本や米国の）母の日は5月の第2日曜日です。年によって日にちが異なりますので、うっかりしてると母の日を過ぎてしまった、なんてこともあるかもしれませんよね。

参考までに、令和の母の日の一覧はこのような感じです。

令和の母の日一覧
（令和3） 2021年5月9日（日）
（令和4） 2022年5月8日（日）
（令和5） 2023年5月14日（日）
（令和6） 2024年5月12日（日）
（令和7） 2025年5月11日（日）
（令和8） 2026年5月10日（日）
（令和9） 2027年5月9日（日）
（令和10）2028年5月14日（日）
（令和11）2029年5月13日（日）
（令和12）2030年5月12日（日）