新型コロナウイルス感染症の「特効薬」ワクチンは期待できる?

[ニューヨーク 9日 ロイター]
– 米製薬大手ファイザー<PFE.N>と独バイオ医薬ベンチャーのビオンテック<BNTX.O>が共同開発した新型コロナウイルス感染症ワクチンは、臨床試験(治験)で高い有効性を示したことが9日に発表され、供給網構築の取り組みが加速している。しかし保管に超低温の温度管理が可能な設備が必要なため、供給網がすぐに地方の薬局にまで広がることはなさそうだ。

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/639e03d9d9a223ff971f5342e882f8d415c3f8fd

タイトルを見た際、思わず飛びつきましたが…現実は甘くないようです。一番のネックは保管温度。-70~80℃の状態で保管しなければならないそうです。

-80℃の保冷環境ってどのくらい?

冷凍庫だと-18℃前後、ドライアイスはそれよりかなり低いですが、それでも-78.9℃。何とかギリギリクリアといった感じですね。

液体窒素は-196℃~-210℃ですが、当然ながら素人に扱えるような代物ではありません。製薬会社とか、大学の研究室レベルの設備が必要でしょう。そうなると、一般の人にはなかなか手が届きにくい…

保冷設備が奪い合いになる(!?)

言い換えれば、その保冷設備を保有する会社には、薬品保管施設としてのニーズが大きいということです。そうなると、従来の保管しているものよりも優先されて薬品が保管されるようになる、いわば「保冷設備の争奪戦」が予想されます。

保冷設備を持つ会社が「注目株」に(!?)

ここで注目しておきたいのが「株価の動向」です。当のファイザー製薬はもちろんのこと、保冷設備を持つ会社が新薬の保管によって注目される。即ち株価上昇の可能性があるということです。

また、このような設備を新たに設置する。あるいは増産する場合、アメリカ政府が積極的に支援する可能性が考えられます。もしかしたら、新薬そのものよりも、新薬の保管方法が話題の中心となるのかもしれません。実際に薬品の開発が進む前に、実体のないマネーゲームが繰り広げられる可能性は十分にあり得ます。

ファイザー製薬は「注目銘柄」になるか?

実用化に向けてまだまだ多くの課題を残している「新型コロナの特効薬」ですが、保冷方法が確立されるか、あるいは高温でも使用可能な状況になれば一気に商用化の流れとなる可能性はあるでしょう。そうなるとファイザー製薬の株価は一気に上昇する可能性があります。

もしかしたら、現時点では「狙い目の銘柄」といえるのかもしれません。もちろん、実用化に至らない。あるいは他の薬品や治療法が先行する可能性も十分あるわけですが…

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