鬼滅の刃をディスる「逆キメハラ」とは?

 大ブームとなっている『鬼滅の刃』は、公開24日で興行収入204億円、動員数1537万人と、まさに社会現象となっている。その『鬼滅』について「まだ見てないの?」「なんで見ないの? 面白いのに」などとファンから責められる“鬼滅ハラスメント”が話題になっているが、一部では、“逆キメハラ”なる別の問題が勃発しているようだ。

『鬼滅』の大ファンだという都内在住の20代女性が語る。

「一緒に住んでいる父が、映画でブームになってから気になったのか、リビングに置いてある漫画を勝手に読み始めたんです。そして聞いてもいないのに感想を言ってきて、『なんで主人公(竈門炭治郎)は鬼に家族を殺されて復讐しているはずなのに、死に際の鬼に同情したりするんだ』とか言ってくるんです……。鬼になってしまった側の心情も描かれているところがいいんだと説明しても、『俺には理解できない』『すぐトドメを刺せばいいじゃないか』の一点張りで。“それなら読むなよ”って思って、すごく腹が立ちました」

引用元:https://news.nifty.com/article/domestic/society/12180-856175/

キメハラと逆キメハラ

キメハラ(鬼滅の刃ハラスメント)に続き、今度は逆バージョン。「逆キメハラ」なるものも出てきたようです。両者を簡単にまとめますと、

キメハラ
「なんで鬼滅の刃見てないの?」
「あんな面白い作品を見てないなんておかしい」

逆キメハラ
「あの作品のどこが面白いの?」
「あの作品が素晴らしいと思ってる感覚がおかしい」

どちらが正しい、とか間違っているというのではありません。ただ一つ言えることは、

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自分の価値観を他人に押し付けるな

ということです。

全米が泣いた…わけがない

アメリカの映画のキャッチコピーとしてよく使われる言葉に、

全米が泣いた

というものがあります。しかし当たり前ですが、映画を見たアメリカ人が全員、感動して泣いたわけではありませんし、もしかしたらその映画、あまり人気がない作品かもしれません。

その映画を見て泣かなければいけないルールがあるわけでもないですし、あるいはそれで笑ったとしても、別に問題はない。製作者の意図がどうであれ、それをどう解釈するかは完全に個人の自由なわけです。

価値観の合う者同士で楽しめばよい

例えば男性の場合、女性アイドルに熱狂する男性の感覚は(自分自身がそうでないとしても)何となく理解できるでしょう。一方、男性アイドルに熱狂する女性の感覚というのは今一つ理解しにくい…

逆の場合も同様です。女性の場合、男性アイドルに熱狂する女性の感覚は何となく理解できるでしょう。一方、女性アイドルに熱狂する男性の感覚というのは今一つ理解しにくい…

だとすれば、ある女性アイドルについて語るのあれば、男性同士でしたほうがいいですし、男性アイドルの場合であれば女性同士の方がよいのではないでしょうか?

逆に、男性アイドルを男性がディスる。そしてそれに熱狂している女性をディスる。あるいは女性アイドルを女性がディスる。そしてそれに熱狂している男性をディスる…いずれも意味のないことです。

いや、それにしても何でみんな大相撲刑事の素晴らしさが理解できないんでしょうか?おかしくないですか?

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