クラウンのセダンタイプ終了検討 トヨタ、70年の歴史に幕

 トヨタ自動車が、主力高級車「クラウン」について、従来のセダンタイプの生産、販売の終了を検討していることが、11日分かった。1955年に初代が発売され、現行は15代目。トヨタだけでなく日本の高級セダンの代名詞だが、近年は以前ほど販売が振るわず、てこ入れが必要と判断したとみられる。セダンとして約70年の歴史に幕を下ろす公算が大きい。

セダンタイプは、スポーツタイプ多目的車(SUV)やミニバンの人気拡大に伴って販売が低迷。特に若年層を中心に「セダン離れ」が進んでおり、クラウンもそのあおりを受けた格好。日本の自動車市場の変化を象徴する出来事となりそうだ。

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3c90f7baded79add0be2bc40dd0d4d70bb69fd0c

samurai 1/18 トヨタ クラウン RS アドバンス ブラック 完成品 限定

後継モデルとしてはSUVベースの車両が販売される予定とのこと。

セダン不振の流れもついにここまできたか…

といった感じでしょうか。

公用車のニーズは減ったのか…

クラウン、というと公用車のイメージがあるんですよね。国や自治体の偉い人を乗せている。あるいはパトカーとか。

普通の車ですと、単に人気がないから販売終了というのはあるかもしれません。しかしクラウンの場合、一般の購入が減っても自治体向けにまだまだニーズがあると思っていたのですが…

公用車もミニバンブーム(!?)

では、トヨタ自動車で売れている車といえば一体、何でしょうか?

フジミ模型 1/24 車NEXTシリーズ No.6 トヨタ アルファード GF3.5L 色分け済み プラモデル 車NX6

アルファード

ではないでしょうか?ちなみに以前、公用車の問題について、このような記事がありました。

 兵庫県が知事公用車をトヨタのレクサスから最高級車センチュリーに変えたことを機に、公用車に注目が集まっている。

山口県は「貴賓車」としてセンチュリーを購入した。性能と品格か、無駄遣いか。朝日新聞が知事公用車について全都道府県に尋ねたところ、車内が広いミニバン型が最多だった。

■最多はミニバン型、中でもアルファード

知事の公用車について朝日新聞は10月中旬、全47都道府県に取材した。

最も多かったのはミニバン型で、31都道府県で選ばれていた。ミニバンは米国の大型バンより小さいためそう呼ばれる。中でもトヨタ・アルファードは19都道府県で多く、ハイブリッド仕様が多数を占めていた。「SPも乗車するため」(東京)、「車内での打ち合わせがしやすい」(鹿児島)といった理由が目立った。長野は「知事車としてふさわしい車格」とした。

三重もミニバンのトヨタ・エスティマで、現在使っているのは17年に一般職員の公務用に買ったものだ。「県財政の厳しさから、知事車が故障した際にそのまま流用した」という。

セダンタイプのセンチュリーを使っているのは兵庫に加え千葉、石川、愛知の3県。山口は知事車ではないが、皇族が来県した時などに使う「貴賓車」として7月、2千万円超でセンチュリーを購入。皇族が来ることはほとんどなく、普段は議長車として使っている。山口以外にも複数の自治体が、知事車以外の議長車などの名目でセンチュリーを保有している。

ミニバンのトヨタ・ヴェルファイアの新潟は「災害現場で県民(感情)に配慮できるよう、見た目の高級感が際立たない車にした」と説明する。広島は地元企業マツダの大型SUV(スポーツ用多目的車)のCX―8。日産本社がある神奈川は、同社の高級セダンのシーマを採用している。

引用元:https://news.livedoor.com/article/detail/19134668/


トミカ No.114 トヨタ センチュリー(箱)

むろん、依然としてセダンタイプの車は公用車として人気があります。しかし一方で、値段や車の形状よりも乗り心地や室内の広さなどを重視する傾向もあるようです。

では現在、一般の方で仮に400万円前後の車を買おうとした場合、どうでしょうか?多くの人が選ぶのはおそらくクラウン、ではなくアルファードでしょう。

では500~600万円。すなわちクラウンの上級グレードに匹敵する予算の場合、どうでしょうか?

アルファードの上級グレード

あるいはカスタマイズにお金をかけるとか、そういうものになってしまっている。また、一般の場合ですとミニバンのみならず、SUVも人気です。

ミニバンよりも運動性能が高い。またかつてはマニアックな趣味ともいえたキャンプやアウトドアといったものが身近になったものも大きいでしょう。

実は「原点回帰」では?

後ろにトランクスペースがある、いわゆる「3ボックス形式」の車は減少傾向にあります。変わって主流となっているのが、荷物スペースと室内が1体となっている「2ボックス」。ないしは「1ボックス」形式の車です。

しかし実はこの傾向、必ずしも新しいものではありません。

いわゆる「クラシックカー」。1920~40年代くらいまでは、2ボックスタイプの車が主流でした。

セダンタイプの車が広まっていくのは戦後以降(1945~)です。

スポーツカーメーカーで知られるポルシェでも、現在はいわゆる「SUV」型の車が多く登場しています。

マイスト 1/24 ランボルギーニ URUS Maisto 1/24 Lamborghini URUS レース スポーツカー ダイキャストカー Diecast Model ミニカー

ランボルギーニといえば「スーパーカー」のイメージを持つ方も多いと思われますが、現在はSUVモデルも存在します。

もしかしたら、この形は自動車が誕生して以来の「一番合理的な」形なのかもしれません。とはいえ、もしかしら再び、何かのきっかけでセダンタイプの車が人気となっていくこともあるでしょう。今はもしかしたら、ちょうどその「転換期」にあるのでかもしれません。

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