twitterの新機能「フリート」をまとめてみました。
Twitter Japanは11月10日、24時間で投稿が消える「フリート」の提供を日本で始めた。米Twitterがブラジルやインドなどでテストを行ったところ、ユーザー間の会話が活発になったことから、日本でも導入を決めたという。iOS/Android版のユーザー向けに段階的に提供する。
ユーザーはテキスト、画像、動画、ツイートをフリートとして投稿できる。「Facebook」「Instagram」といったSNSの「ストーリー」機能と同じく、投稿は24時間後に自動で消去される。
タイムラインには、フォロワーが投稿したフリートを確認できるバナーも表示する。フリート内でライブ配信ができる機能や、絵文字などの「ステッカー」を使える機能も近日中に追加する。
Twitter Japanはフリートの提供により「個人的で気取らない感情、意見、感じたことなどを共有しやすくなる」としている。
引用元:https://news.livedoor.com/article/detail/19206339/
Twitter新機能の特徴とは?
新機能をまとめてみますと。
・投稿した内容が24時間で消去
・RTが出来ない(※コメントする場合、DMに飛ばされる)
・投稿が見られるのはフォロワーのみ
・足跡機能により、閲覧者が一目でわかる
Twitterの新機能「フリート」の特徴は何といっても「24時間で消去される」「RT等の拡散が出来ない」ということでしょう。これは、いわゆる「炎上」あるいはプライベートな画像や動画が意図せぬ形で「流出」してしまった場合、それを自動的に消去できる。そして、それが拡散されにくいというのが特徴といえます。
SNS本来の良さが失われる(!?)
RTをはじめとする、いわゆる「拡散」は、いわゆる誹謗中傷等に使われることも多く、それが原因で投稿者が自ら命を絶つ等、悲惨なケースも発生しています。そのような中、拡散を「防止」するフリートの機能は、そのデメリットを解消する一つの手段だといえるでしょう。
しかしその一方で、Twitterのメリット。即ち「共感」によるプラス面での拡散が失われてしまう可能性もあります。
一言のつぶやき、あるいは1枚の画像が世の中を変えるきっかけになるというのは今まで何度もありました。例えば「車いす利用者にとって不便な場所を何とかしてほしい」といったものであったり、あるいは言論の自由が許されない独裁体制の国や地域において、SNSによる発信、そして拡散の効果は非常にその力を発揮したわけです。
拡散機能を制限する。あるいは自動的に消去されてしまう機能により、このようなメリットまでも失われてしまうのではないか…そういった可能性が0ではありません。
「リスク」は0ではない
逆に、一見すると「セキュリティ強化」「プライバシーの保護」を目的とした機能のようにも思える新機能ですが、このような状況でも安全性は100%ではありません。
24時間で消去され、かつRTできないというのは、確かに通常の状態よりは安全とも考えられます。しかし、画像やコメント等をスクショ(スクリーンショット)で保存する等の方法は可能であり、この方法によって悪意のある拡散等が行われる可能性は十分にありえます。そのため、従来通りのリテラシー、ないしは警戒は十分に必要だといえるでしょう。
足跡機能に注意
フリートを利用する際、注意しておきたいのが、足跡機能です。
誰が訪問したのかが一目瞭然
自分のフリートによる投稿を、誰が見たのかが一目瞭然。あるいは他人のフリートによる投稿を、自分が見たことが、相手から認識されてしまう…
SNS機能の元祖ともいえるmixi、あるいはアメーバブログ(アメブロ)のペタ機能などがこれにあたるのですが、これが今回、Twitterに登場したといった感じです。
例えば女性の場合、特定の男性(らしき人物)のアカウントが集中している場合、不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。また、この機能を悪用したアカウントが今後、発生する可能性は十分に考えられます。
・フォロワーのみ閲覧可能な「成人向け画像」
・フォロワーのみ閲覧可能な「楽して儲かる話」
このような謳い文句のアカウントを見つけた場合、安易に近づかないといった対策が求められるのではないでしょうか?
足跡機能を有効に利用する方法も…
逆にこれを有効に使う方法もあります。それは気に入ったアカウントや興味の持ったアカウントに対しては積極的に訪れる。これによって自分のアカウントにも「誘導」する方法です。
むろん、露骨に何度も訪れることで、前述のような「悪用ケース」になってしまうリスクはあります。しかし、こまめに多くのアカウントを訪れることで、自分の存在を認識してもらう手段としてはアリではないでしょうか。
「ネチケット」は忘れずに
新機能が登場した後も、一般的な「常識」が必要なのは言うまでもありません。
インターネット上のマナー、エチケット。即ち「ネチケット」は忘れずに新機能と付き合っていくことを十分に心がけるべきでしょう。
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